腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「パケモノの子」

ようやく地上波で放送したので、見……てみたんですが、うーーーーーーーーーーん……。
これが当たるって、どういうことなんだろうなぁ……あまりにイミフメイすぎて、感想を書く前にもう一度見ようと思ったんだけど、無理だった_| ̄|○。
苦痛すぎた_| ̄|○。
初回、20分たったころにはぽかんと口が開いてました。
ゲド戦記」でさえ、4回見ている私なんだが……見るたびに腹が立つんだけど、それでも、“見返すことさえできない”とまではならなかったよな……。

なんつの、一応、物語を追うときってさ、いろんなサインを拾いながら、「こういう風に展開するのかな?」と多少の予測をたてて見ていくんですけど、その、ことごとくが的をはずされていくというか、そのハズしが納得できるものならむしろ「おもしろい!」となるところなんですけど、そうじゃなくて、ただただ、意味がわからない……「な、なんでそんなことに?」とか「それならなんであのシーンをいれた?」とか、「なぜそれを言葉で説明する?」とか、もう、内容がどうこう以前に、これは、作品として成り立っているのか? という疑問が……。

いや、どーしちゃったのかな、細田さんは。ほんとに「時をかける少女」を作った人なんだろうか? と、なんか、怖くなりました。「サマーウォーズ」を散々クサした私ですが、気に入らなかったのはあくまで話の内容であって、ストーリー自体がなにがなんだがわからない、とまではならなかったような……。「おおかみこどもの雨と雪」も、あいかわらず内容がアレだよな、と思いはしても、話は一応理解できたのに……。

今回の「パケモノの子」なんて、そんな難しい話ではないはずなんですよ。異世界なだけで、作りは「ベスト・キッド」だから、私としては好物の話なのに、「アフター・アース」より支離滅裂って、どういう……そして、「アフター・アース」みたいに笑えない……

まあ、いろいろつめこみすぎなんだろうな、とは思いましたけど。。。一郎太とかさ、うまく描いてくれれば、私大好物のキャラなんだが、せっかくのマモ☆の声が痛々しく響くよ。。。唐突な闇堕ちに、目が点。そこを、言葉で説明するんじゃなくて、エピソードとかの流れで見せてくれるのが物語じゃないんかい。。。

というわけで、しばらく細田さんには近づかないことにしました。

ところどころにジブリっぽさを出してくるところも地味にイラッとさせられるし(笑) いまさら宮崎駿の劣化版とか見たくないよ。それなら、フツーに「千と千尋」とか見返すよ。

最近のオリジナルアニメ映画は、どうしちゃったんだろうなぁ……私がアタリを引いていないだけなのかなぁ……。
まあ、本家ジブリの「思い出のマーニー」もそこそこ酷いできだったので、全体の流れなのか、な……。

……いいんです。
テレビアニメには、まだまだおもしろい作品が一杯あります。
それで十分満足です。