腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「ろるうに剣心 伝説の最期編」

うん、見てきた。早速見てきたんだが……。
うーーーん……。
前回、ほどじゃ、なかった、かな……。
こう、息切れ? 息切れしちゃった感?
今回、なんかアクションシーン少なかったような気がするんですけど……そして、あそこまで盛り上げていた志々雄の革命のしょぼいオチとか、こう、なんか、侘しい……侘しいのぅ……。

もともとアニメしか見ていないし、原作のマンガも途中までしか読んでいないのでアレなんですが、こんなオチだったのかしら……? うーん、昔すぎて覚えていないんだよなぁ……。
自分の中では、剣心はOVAの「追憶編」が最高だったので、それはもう、繰り返し繰り返し見ているんだが、志々雄編はテレビで一回見ただけなんだよなぁ……いや、そのへんまではマンガも読んだような気がうっすらしているんですが、うん、もう、覚えていません。ただ、志々雄は悪役のわりにかっこいいな、宗次郎はかわいそうだな、と思ったくらいの記憶……。

そう!
今回なにが哀しいって、宗次郎がほとんど出てこないんだよな、それだよな、やっぱり! いや、そこだけにかまけていられないっていうのもわかるんだけど、そしたらさ……師匠とのシーンを半分くらいに削っても、よかったんじゃね? はっきりゆって、前半、超、退屈だった……福山はさー、やっぱり合わないよー、貫禄がないよー、剣の達人て気がしないよー。比古清十郎は、池田秀一だよー。
そして、健もさ、師匠にひさしぶりに会ったんだから、もっとこう、普段見せないような顔とか見せてくれたらいいのに……引出し少ないのな、とまたしても。
あの、お墓をひとりで心太が掘っているシーンだって、OVAのときはこう、壮絶っていうか、すごぉーく悲しい気分にさせてくれたが、映画だと、なんか、「うそぉーーーん! こんなにひとりで掘れたぁーーー? マジでぇーーー?」と、笑っちゃったもんな……。
ああ……とほほ。
こんなことなら、もっと志々雄一派の話が見たかった。せっかくの滝藤賢一も、なんかわからない間にいなくなってた。。。最後の戦いもさ、志々雄の強さがほんとにマンガだよ、という感じで、うん……いや、わかるんだけど、最後はハデにかましたいっていうアレなんだろうけど、こう、4対1ってどうかと思うよね(笑) 正義の味方がよってたかって病人相手にヒデェな、よぇえな、っていう(笑)
ああいうハデなチャンバラより、宗次郎との一対一のやりとりとか、集団相手に剣をつかわずかわすシーンとかのほうが、より武道っぽくてかっこいい、とは、私は思いました。道場のシーンのほうが楽しかったかな……。

こう、後編をみてね、私、大友啓史監督が合わないのかも……と改めて思った。いやとにかく、ドラマのシーンが、本当にツマランのよね……あと、どういうわけかよくわからんのだが、役者のアップのシーンとかをながーく映されるとき、こう、目をそむけてしまうのよね、なんか、こっちが気まずくなるというか、いたたまれない感じ? 「龍馬伝」のときはここまで思わなかったので、なんだろう……映画のスクリーンが合わないのかな? みたいな?
こう、もうちょっと、ひきで撮ってくれればいいのに、と思うんだよね。あとさ、こう、音が。運んでいる食器の音がかちゃかちゃ鳴っているのとか、静かなシーンだと耳障りっていうか、急に現実にひきもどされる感じするんですよね。映画を見ているというより、映画の撮影を見ているって感じがしてくる、あれはいったいなんなんだろう? と自分でも首をかしげてしまいました。
単に退屈、というのとはちょっと違うんだよな……素人っぽい、ってことなのかなぁ、とか思うんだけど、うん、よくわかりません。配役とかは面白いし、とにかく、アクションシーンはイイからさ、その点では見て満足しているんですけど、そうね……映画館でみないほうがいいのかもな、と今回は思いました。

いや役者さんはがんばっているのよ? つか、役者さんの良さをひきだせるのも監督の力じゃん、といわれればそれまでなんだが、それがこう、うまくつながってない感じがするっつーか、上手い人とダメな人の差がハゲしすぎるっていうか、とにかく武井咲とかいらんくね? ていう? なにより、健よ……いや、見た目とアクションでもーイーじゃん、とあきらめた気でいたんだが、やっぱりもうちょっとさぁ! となったよね(笑) 3作も同じキャラを演じたら、もうちょっと、こう、剣心を自分のものにする、とか、ないの? いや、難しい役なのはわかるけど……最後の最後に追い詰められた時の、声の出し方とかはさ、迫力あってわるくないかも、と思う反面、でもさ、何人も殺してきた人だからね……もうちょっとこう、尋常ならざる感じとか、あってもいいよな、とか、あと、日常のシーンもさ、“そこに存在している感”っていうのかなぁ……なんかこう、地に足がついている気がしないのは、もう、上手い下手の問題じゃないのか、それとも、やっぱり下手なのか、それが佐藤健の持ち味なのか、よくわからないんですけど。。。

うーん、私、アニメが好きすぎたのかなぁ……。

佐藤健の顔も本当に好きなんだが、動いて話しているのをみると気まずい感じがしてくるっていうのはなんなんだろうとほんと、思います。

そして、最後のお侍さんに敬礼、とか、ね……、ほんとにバカバカしいと思いました。。。オチでシラケさせるって!_| ̄|○。
音楽で盛り上げたらなんとかなるとか思わないで欲しいよなぁ、ほんと。ラブなシーンで終わってたけど、それを見て、「結局、私にはこの剣心がどういう人なのかよくわからんかったな」という気持ちしか残らなかったので、ふたりがくっつくとかにもとくに感想もなく。

うん、もう、とにかく「京都大火編」のDVDがでたら、チャンバラのシーンと宗次郎を繰り返し繰り返し見ます。それがいまからの楽しみです。