腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」

くらいよー画面がくらいよーの3DシステムXpand。あれなんとかならんのかな……苦痛。自分、眼鏡使用なのでそうでなくても苦痛な3D眼鏡なんですが、そのうえあの暗さって、ねー。よっぽど2Dで見るべきだったかと思わされたけど、でも、やはり立体ならではの迫力はあったので、舌打ちしながらも400円(100円あがった!)上乗せしましたよ。
ほぼ、予告で期待した通りの出来でした。見に来るつもりでいたので地上波で1も2もさらっておきましたが、まあ、それはべつに必要ないかもしれません。。。恋人変わってたし! 出てくる人たち(機械含め)はほぼ変わらないし! 人間関係に特別な展開とかはないし! そもそもこの作品に物語とか必要ないし!(いやほんと)。
さすがマイケル・ベイラジー賞監督だけあって、あいかわらず展開はブツ切りだよ! エピソードとか全然つながっていかないよ! いつもの私ならキレてるよ! でもいいの。トランスフォーマーに限っては、人間描写とかどうでもいいっス。トラーンスフォーマーはトランスフォームのシーンがあればいいんス。アクション、トランスフォーム、アクション、トランスフォーム、たまにバンブルビーのかわいい泣き顔があればヨシ。それ以上は最初から求めてナイ。車、ロボット、車の、車でロボットをサンドイッチ変形は、何度見てもイイ。合間に運転席の人間が飛んだり叫んだり抱えられたりするのもイイ。ホントーにあの機械の変形は美しいです。日本の発想とアメリカの理詰めの技術のいいところが結実したって感じ。なぜかロボットに顔がついていたり目から涙が出たり血が滴ったりハイパーテクノロジーの塊なのに拳で肉弾戦だったり、アニメのときはちょっぴり失笑な要素があんなにもカッチョヨクなるってどんな魔法なんだろうなーほんと。名前かな。コンボイ司令官がオプティマス・プライムだもんな。名前もハイパーに変形。
いや、冗談とかでなく、特撮は本当にすばらしかった。月面のシーンも、最後のワーム型機械との戦いも、目を見張りますよ。ビルの壊され方とか、もう芸術だなーと。なので、主人公のコナンばりの活躍にも目をつぶる(笑) 普通なら20回くらい死んでる。足の指で恋人ごと自分のからだを支えたらどうしようかと思った……。
もうね、オチとか、ナシ。起承転結もトランスフォームトランスフォームトランスフォームトランスフォームってことで! ヨロシク! ……や、正直、アクション以外のシーンは眠たくなりました。。。最後なのでいままでの人を全部出そう、と変なサービス精神を発揮してしまったのもその一因かも……せっかくジョン・マルコビッチとかでているんだけど、イマイチ人物の掘り下げが足りないので単なるゲストって感じだし、一応人間の敵役もいるんだが、いてもいなくてもいいって程度。主人公の恋愛に波風たてるためだけにいるので、そんなら恋愛パートごっそり削ってバンブルビーとの友情に時間をさいてくれたほうがよかったよと。。。大体、あれだけの技術を持った機械文明に、人間の奴隷が必要だっていう理屈は苦しいよな! そして、自分たちの星を丸ごと持ってくるような技術があるならべつの星を探すんじゃダメなのか? っていう……いや、でもいいんです。地球の空にうっすらべつの星の姿が浮かぶ、そのシーンが美しかったので、もう、いいや。マイケル・ベイは、さばききれないくせに壮大に風呂敷広げたがるよなーと思うが、とにかく、映画館で見るためにあるような映像を見せてくれたので、それだけでいい。もう、人間とかいらない。宇宙の映画とか撮って欲しい。999とかどうでしょう? あの技術で描く機械惑星とか見てみたいなー! でも、メーテルは生身の女の人には演じてほしくないので、そうね、CGでひとつ(笑) いまの技術なら、車掌さんとかガラスのクレアとかも、そんなにうそくさくなく撮れますね。あれなら、アクションはガンファイトだから、わりと米受けする気もするんだけど、ダメかしら? 
ぜひ、スペースバトルシップヤマトに味をしめた日本とかが作っちゃう前にやってほしい。。。カムイ外伝とかMWとかひどかったので、もうほんと、日本のアニメ実写化には期待しない_| ̄|○。
米ではカウボーイ・ビバップとかアキラとかの映画化の話もあるみたいだけど、どうせアニメを実写化するなら、そこそこ予想がついてしまうものより、ちょっと奇想天外なもののほうがギャップがあって楽しいかもと思ったりします。009とかどうだろう? あれ、米国なら、本当にそっくりの人つれてくることができそう。。。ジェロニモとか、特殊メイクもいらないよね、きっと(笑)