腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「SUPER8」

劇場で観ました。なので、音が……音がでかい。
私の耳が悪いせいなのか、それともみんなそう思うのか、体がビクッとなるほどでかかったんだよーツライよー。迫力出したいのはわかるんですが、もうちょっとおさえてほしかったなぁ。まあ、アクションのシーンはすごかったです。列車が脱線するシーンが一番の見どころかしらと思うんだが、まあ、これでもかこれでもかと飛び散り転がる車体に破片。あれでひとりも怪我してないって奇跡。つか、列車につっこんだトラックの運転手に息があったこともミラクルですよ。あの辺から「ちょっとマンガっぽい……」という気になりましたが。そういえば、監督はLOSTの人らしいですが、なるほど、無人島に飛行機が墜落するシーンもあんな感じだったなーと1stシーズンを懐かしく思い出しました。
私、最近のアメリカドラマのなかではLOSTが一番好きなのですが、SUPER8のストーリーはLOSTほどはワクワクしませんでした残念。。。まあ、こどもたちがきゃっきゃうふふと出てきた時点であんまりひどいことにはならなそうだという予測はたったので、それほど劇的な展開は望めないだろうとは思っていましたけど。同じ異星人ものでもそりゃあ「第9地区」とはちがいます。家族が子供連れで夏休みに見に行く、そんな映画枠です。それにしては、異星人の造詣がちょっと強面だよなーとか、あんまりハッキリ映してないけどがっつり喰われてるひともいるよねーとかはあるんですが、あれくらいのドッキリはないと話が引き締まらないですよね、ファミリー向けとはいえ。そして、主人公だけを助けてくれる動機がイマイチ曖昧だよな、とか、最後の感動のグッバイシーンの盛り上げはすこし強引じゃないかとか感じないわけではないんですけども、いいですいいです。スピルバーグお得意の父子問題も解決して、そこそこきれいにまとまってます。
「なんか、映画でもみよっかな」とあんまり期待していかなければ十分満足できるのではないかと。
私としては、最後に流れる劇中制作していたフィルムが一番楽しかったかも。。。あれは、けっこうシャレがきいている演出でした。
ちょうど、DVDで「THE 4TH KIND」みたばかりだったので、SUPER8程度には話の通じる宇宙人ならなぁ……と思ったり(笑) それにしても、宇宙人ときたら拷問、生体実験というのは鉄板なのか? せめて麻酔くらいは使おうよお互いに、とは真剣に思った。

この監督、「クローバーフィールド」もとっているんですね。あまりにも話題で先にオチを知ってしまったので見る気しなくなってしまったんだけど、みてみてもいいかなーとちらっと。旧作100円。

劇場映画の醍醐味といえば近日上映映画の予告なんですが、一番食いついてしまったのが「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」だったことに自分で衝撃。
ま、マイケル・ベイ_| ̄|○
ものすごい敗北感_| ̄|○
いや、きっとスピルバーグと組んだことがこの人の勝因なんだ、そうじゃなければアルマゲドンのあいつが! パールハーバーのあいつが! まともな映画を作れるわけが!
とほとんど歯噛みですよ。なんだかんだいってどれも見てしまっている自分もアレなんだが、私の中ですっかり「この監督の名前がでたら要注意」枠だった、そんな彼の映画を劇場に見に行ってしまいそうな自分に力の抜ける思い。でも、今回は劇場でみたほうがよさそうなんだよなー……。いやー、世の中なにが起こるかわかんないですね。また本人、けっこういいやつそうなのが。余計微妙な気分にさせるんです(笑)