腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「FREE!」

貞子3DのあまりのひどさにかなりMPを削られた腐印です。いや、うん、こんなことだろうとは思ってた。思っていたけどそれ以上だったな……「ラビット・ホラー」もひどかったが、まだあちらのほうが一応物語らしきものがあったよ、な……。3Dありきのホラーが怖いわけないんだよねー、日本の場合。海外には、ありますよ。「死霊のはらわた」とかさ! われらがサム・ライミです。私はビデオで見たので3Dではなかったが、「3Dだったら怖すぎて死ぬ!」と思った。ソレクライコワカッタヨ。
再放送していた本家「リング」は、怖い、というよりやっぱり映画としてよくできているし面白かった。ので、あまりアトラクションにはしらずに、地道にいいホラーを作って下さいよ、と思う次第。貞子の怖さはさ、貞子自身にあるわけじゃなくて、たとえ異能力をもつとはいえ自分のこどもを生きたまま井戸に落とすという、人間の恐ろしさのほうにあるんデス……日本の怪談の切な怖いよさを忘れないでいてほしい!
ということで、貞子3Dについては忘れる方向でゆきます。

で、「FREE!」。

MPを削られた私に活力注入!
というくらい、いま、おもしろいのは「FREE!」ですわー、ああー、とくに、8話、ほろりとキタ! ぬるく萌え萌えしていたら、うっかり泣かされた! 
なかま、なかま、なーかーまー♪ はイイよねー、もう、みんなイイコすぎて逆に「……ダイジョウブか?」と心配になります。ほんわかふわふわ仲良しのまま折り返して、「ひとりくらいユダはいないのか?」と薄暗い期待を抱きつつここまできてしまったが、どうやら本当にみんないいひと達でした。。。さすが京アニ! ライバルであるハズのリンさえ、いいヤツなんだもんな……。
もうさ、ハルとマコトとリンの三角関係(ですよね?)を見ていると、モーソーが加速して楽しすぎるんだが、それはそれとして、どうもハルとリンのあいだに昔ナニかがあった気なところで終わっていて、「おお、いよいよクライマックスですか」という期待でもう、いま毎週楽しみなんです。どう見てもハルのハーレム状態な「FREE!」ですが、しかし、合間にちゃんと水泳の話が絡んでいくので、やりすぎないギリギリな感じも、品がよくて大変よろしいかと存じます。
あと今期は「有頂天家族」が注目だったんですが、これはねー、はじめ、どうも話の行く筋がよくわからんくて、「なんなのなんなの?」と折り返してしまったんですが、ようやく、7話あたりで全体像が見えてきて、8話でやっぱり泣かされた……こっちは普通に家族愛のお話ですが、それでも、ほろりとくるよねー、とくに、普段口うるさい長男とかの涙は腐心をくすぐるよね!
同じ森見登美彦なら、私は「四畳半神話体系」のほうが好きですが……でもあれも、最初はナニがナンだかわかんなかったんだよな。。。仕掛けがわかるまでにちょっと時間がかかるのね、森見登美彦原作。なんつか言葉が過剰なので、どこがひろうべきでどこが注目すべきところなのか、最初のうちわかりにくいんですよ。小説は読んだことないのでアレですが、まあ、きっとアニメのほうは、絵で、動いている分、本当はわかりやすくなっているんだろうとは思うんだが……。
有頂天家族」は背景の絵とかもとてもキレイで、まあ、それだけでも目の癒しです。本編でも宣伝でも京都押しがすごくて若干アレではありますが……やっぱアレか、聖地巡礼を狙っているのか? 京都というと修学旅行のイメージしかありません。。。なんか、自分で行くのは敷居が高いんだよなー京都。

そろそろまた改編の時期が近づき、もう新番組の予告がはいりはじめています。最近、仕掛けるのが早いなー! それに混ざってギアスの映画の予告もはいるんだが、一作目につづき、二作目もカッコよさそーだな、ナイトメアの戦闘シーン。正直早すぎて目が追い付かないので、スローとかで再生しないとナニをしているのかよくわからないんだが(笑)
その点、ヤマトはいいです。ここぞというときは、ちゃんとゆっくり見せてくれます。なんか、19話あたりから面白くなってきて、でも、もう終わりなんだよ、ね? 最初のうち、けっこうのんびり話が進んでいたのに、「ユキがさらわれた!」のあとからあれよあれよとガミラスまで来てしまってなんかびっくりです。後半展開早っ! もう全面対決の構えジャン……、というか、いまになってみると、あれだけの規模の軍勢を、たった一隻のヤマトが殲滅するってちょっと……いくら破動砲があるとはいえ、なぁ……みたいな気はしなくもないですが。なんか、ガンダムのあとは、戦争とかテーマにするとアニメでもムズかしいよね。昔みたいに多少荒唐無稽でもヒーローがかっこよければそれでいい、という風には、なんか、ならないよな。。。
大体、広い宇宙の彼方からきた宇宙人があんなに人間と似ているって(笑) せめてプレデターアバター程度にはちがう感じじゃないと、血の色がちがうくらいじゃ宇宙人と思えないよなぁ、とか、いまになるといろいろつっこみどころ満載なんですけど、ええ、そういうことには目をつぶるべきですよね、アフターアース的に。

あ、あと、何気に「戦勇。」とかも面白いです。三分くらいしかないアニメなんですが、三分がけっこう長く感じます。漫才のようなかけあいは、「男子高校生の日常」とか「キューティクル探偵因幡」とかを思い出す。こういう何も考えないで笑える枠がひとつあってくれると息抜きになってありがたい。

サーバント×サービス」とかも、そういう意味では気楽に楽しめます。これも櫻井出ているんだよな……今期、「有頂天家族」「犬とハサミは使いよう」など、声をよく聴きますよ、櫻井クン。シリアスをやってもギャグをやっても鉄板の安心感だなぁ。。。福山は今でもたまにハラハラさせるのにな(笑)

というわけで、途中で脱落してしまったアニメもありますが、残りを集中して追いかけていこうと思ってマス。