腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「ワンダと巨像」

PS2版です。
うっすら想像してはいたが、想像以上にキツかったです……筋肉痛が_| ̄|○
ゲームで筋肉痛ってどんだけ年寄り! と思われるかもしれないが、いや、実際そうなのかもしれないが、でもさ、アクションベタがこのようにボタン押しまくりーの視界動きまくりーの敵を倒すのに一時間以上かかりーのゲームをプレイするとだな、腕も肩も背中もバッキバキに痛んでそりゃあもう青息吐息なんですわ。
寝がえり打つと痛い。朝起きようとすると痛い。なにをしていても痛いそれが筋肉痛。はじめは右側だけでしたが、最近左も痛いんだよな、肩甲骨のあたりとか。。。
このままじゃ日常生活に差しさわりがでるわーと思い、倒すのは一日一体と決めてまめにストレッチしたり風呂であたためたり湿布をはったりして対処しています。。。って、なにこれゲームをプレイしているんじゃないの私? 戦っているのはワンダで私はコントローラーを握っているだけのハズなのですが。。。オカシイ……。
でも、努力の甲斐あって、なんとか8体倒しました。しかし道のりは長いです。ようやく折り返しなんだが、敵が、だんだん強くなっていて、しかし私はなにしろアクションベタなので、とかげのしっぽを手に入れるのにも悪戦苦闘する始末。なかなか握力があがりません。

つかさ、思うに、フィールドが広すぎるよね……?
そのためのアグロ(馬)なんだろうが、自分、馬の扱いもそんなにうまくないし、つか、わりと同じような風景がえんえんつづいて、果物食べたりする以外とくにやることもないし、鳥とかアルマジロ(らしき生き物)とかいるんだが、それを撃ち落としたからってなにがあるわけでもないらしく、なんつーか、地味なゲームだよね……。
一応、奥さんを助けるというゴールがあるにはあるんだが、折り返しでちょろっとムービーがはいる程度で特別なドラマもなく、唯一の相棒と呼べるアグロもエサを与えて好感度をあげるとかいう育成要素があるわけでもないし、まあ、呼ぶと若干面倒くさそうに寄ってきたり、茫漠とした風景の端にちらっと動くものがあると多小寂しさがまぎらわされるかなーという感じがあるにはありますが、ねぇ……。
ICOもたしかに世界観は似ているんだが、あっちのほうがもうすこしドラマがあったし、基本、お城を探検する立体パズルゲームなので、仕掛けや風景はバラエティにとんでいたんだよな。。。ミストシリーズを簡単にしてアクション要素とファンタジードラマをまぜたみたいな内容で、なんつの? ラピュタをパズーとシータが探検してるみたいな、、、風情があるし音楽も美しくて、私にとっては印象に残るゲームでした。まあ、やっぱり地味は地味だったかもしれないが……。
そしてワンダの一番キツイところってさ、自分も動く、敵も動く、そして視界も動くのに、弓とかで狙いを定めなきゃいけないとかって、なかなか難しいですよね。人間って、通常もっと視界が広いんだけど、ワンダだと、まるでゴーグルをはめているみたいに視界がせまくなってしまうので、敵が近づくと自分がどういう状態か、敵がどこにいるのか全然わからなくなる瞬間があって、イライラします。俯瞰で見られる機能がついていればよかったのかもしれないが……それだと臨場感が薄れるとか、そういうことなのかなぁ。。。
てか、ならなくていい時に勝手に俯瞰になられてだな、「いまは手元が見たいんじゃ!」となったりします。はい。
いや、まあ、それでも、攻略を参考にしているとはいえ、私でさえ途中まではたどりつけたわけですから、少しずつ操作に慣れさせるような気配りはしてくれているとは思いますけど。うん、倒した一瞬にはたしかに達成感があるんだが、なんつの、そのあとの展開があまりにも繰り返しなので、こう、若干虚しいというか、なんかさ、奥さんとの楽しい思い出のムービーが流れるとか、それか、壊れた神像のあとからなんかアイテムがみつかるとか、ね、もすこし、ご褒美が欲しいよね。
しかしあれですね、一体倒すたびにナニかがもどってくるって、なんか“どろろ”を思わせますね。あの黒い影、またICOのときみたいな悲しいオチなんでしょーと思いつつ、まあ、がんばってクリア目指します。

そういや、深夜たまたま見た映画のなかで、部屋に引きこもった元歯科医がえんえんワンダをプレイしていたんですよ。奥さんと子供を飛行機の事故で一度に亡くして閉じこもってしまうんだが、なぜにワンダ、と考えてみると、そうか、戦って奥さんを取り戻す話だもんなーと、いまさら納得した次第。
切ないんだが、オチはなかなかいい話でした。地味にな(笑)