腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「ワンダと巨像 その4」

なんていうか、だいぶ勢いがついてですね、じつは、すでに終わらせました、ゲーム。観ましたよ、エンディング……_| ̄|○。

え、その話はまずおいておいて、11体目、ね、ちっちゃい! ちっちゃい牛! えー、いままで、巨像がでかい、コワイと騒いできましたが、ちっちゃいヤツの方がむしろ始末に負えない感じです。。。同じサイズだとさー、逃げ場が限られてくるんだよねー……。
しかも、動きもはやいでやんの。避ける間もなく頭でドスンドスンこづかれるとイラッとする。。。いままで、あんまり直接攻撃にさらされたことなかったんだが、あれやられるとさ、起き上がれるまでに時間がかかるので、連続で攻撃されるとなすすべもなく体力が減るばかりで精神的にツライものがある……がまあ、しかし、コツをつかんだらたいして苦労しませんでしたよ11体目。背中につかまることさえできれば、弱点を攻撃するのは簡単ほいでした。
しかし、これ攻略がなかったらツラいだろうな……。
なんか、最初のころのように、とにかくしがみついて巨体の弱点を剣で刺せばいい、という感じじゃなくなってきてですね、棒に火をつけて追い立てたり、鎧を砕くためにまず地下に落としたり、と、手順が必要になってきました。このへんはなんか、ICOっぽいよな……。

で、12体目とかはね、また巨体にもどって、しかも水の中で、その上、頭にのぼって行く先を操作しなきゃいけないとか、うん、さらに手順は複雑に……なので、これはやっぱりちょっと苦労した。苦労はしたんだが、でもまあ、一度のトライでいけました。なんだかんだいって、9体目の光線吐くガメラが一番大変だったんじゃね? あれ以上のヤツはでてこないんじゃね? と甘く見たのが祟ったのか、13体目が_| ̄|○。

こいつがさーもーガメラ級にキツかったよーもーなんだよー。
腐海の上を飛ぶ巨大な虫みたいなキモいやつでしたよ。早すぎるのでアグロに乗って追いかけなきゃいけないんだが、まず、地上に下ろすためにおなかの浮き袋を三か所、矢で打ち抜かなきゃいけない。上をくるくる飛んで回るので、こっちも馬に乗っているし視界がぐるぐるまわってそれだけでも気持ち悪くなりそうなんだが、まあ、うまく打ちぬいて地上に落としたとしてもだ……今度は、砂の上をくるくる動き回るヤツに、馬で追いついて、羽に飛び移らなくちゃいけなくて、これがもーほんとーーーに、大変だった……レイのごとく視界が動くし、馬はなんかっつと逃げようとするし、砂煙で目標はうまく見えないし時間制限はあるし、いやーーー、ここが第二の山場だったよなーホント。私が苦手とするアクションてんこもり。
うまく飛びつけても、胴体の弱点に移行する頃には空をとんでいてですね、いやー、振り落とされたわー。空から、何回も。だんだんイライラしてくるので、あせって変な操作したり、コントローラーが汗ですべったり、その上! 背中にならんでいる弱点の場所が似ていてですね、攻撃しては振り落とされを繰り返しているうちに、どこを攻撃しそこねているのかもわからなくなり、無駄な攻撃を何度も繰り返した……。
追いかけて堕とす、追いかけて飛び移る、攻撃する、振り落とされる……の永久ループです。さすがにこれは一日置いたんだが、もー、寝るとき消化不良でさぁ……。いや、アクションヘタな私が悪いんだが、うまく動かないアグロにイライラした……飼い馬に八つ当たりする最低な飼い主です。とほほ。
いやまあ、でもね、レイの“時間を置くとなぜかすんなり”マジックが今回も発動して、次の日の挑戦ではさほど苦労せずにたおせました。。。まあ、セーブもしてあったしね。戦っている途中でもセーブできるってあのシステム、ほんと助かるよな……。
ということで、まあなんだかんだいってもあと3体だと。これはイケるぞと。思った矢先の14体目が私的にはラスボスクラスだった……。
またでたんですよ、あの、ちいさいタイプが。今度は猪っぽく、めちゃめちゃちょっ早で近づいてきて、再起不能なまでにガンガンにこづかれました。てか、死にましたよ、二回もな!
ゆうてもな、いままで一度も死んだことのなかったワタシ、かなーりカチンときましたよ。ゲームなんだから、リトライできるとわかっていても、死ぬのがすごぉーーーくイヤなのDEATH。。。なのでバイオハザードも途中で脱落したのだが、そんな私をなすすべなく2度も死なせやがってテメェ……けちょんけちょんにしてやりてぇ……と、どす黒いものが胸に渦巻きました。
溝があるところなら、なんとか溝に逃げ込める隙があるんだが、壁を壊したあとの、建て物の地下で追い詰められたらもうダメっス。どんなにボタンを押そうが、立ちあがる前にこづきまくられて体力削られて終わり。無力!
なので、とにかく追いつかれるまえに建物の上に逃げなきゃいけないんだが、それはもう、うまくいかないので、非常に手間ではありましたが、溝を逆進して、猪ヤロウを遠ざけてから、館物の上に避難……この方法ではタイムアタックとかは到底無理だが、いいの。今を乗り切るためならなんだっていいジャン、ということで、そのあとはさくっとクリア。
像が倒れて「ザマアミロ!」と叫んだのはこれ一体だけ……それほどヤツがニクかったのサーもー死ぬまでこづきまわされたら誰だってそう思うのサー。しかも2回もな!(←まだ言ってる)
何回柱ドミノをやらせるんじゃい、と思ったが、アレはけっこう楽しかったのでそんなに苦ではありませんでした。
つーことで、15体目?
このひとはね、頭の弱点の攻撃までは楽ポンだったのだが、手の平が……手で攻撃してくれないと弱点攻撃できないのに、なぜかひたすら足で攻撃されて途方にくれましたね。ど、どうすればいいの……? といろいろ場所を変えたりしたんだが、ダメで、またしても“時間を置くとなぜかすんなり”マジックに頼ることに。。。
うん、もうさ、ワンダの場合、行き詰ったらとにかく1日置いてみたらいいのね。案の上、次の日にはあっさり右手で攻撃してきた。5分で片がついた_| ̄|○。
はい、そしてとうとう最終16体目ですよ。いよいよですよ。
ただね……。
こいつは唯一、途中でセーブできないヤツだった。なぜなら、セーブしたあと渡った橋が崩れちゃうから。
そのときに、アグロが落ちちゃうから!!!
あぁあぁああーーーアグローーー!
ワンダも叫んだがワタシも叫んだよ。ああ、アグロよ、こんな顛末、悲しすぎるっ!!! す、スマンかったアグロ、グズだのノロだのチキンだの、呼んだらすぐ来いや! だのと罵倒して……。
ぁあーこのあともどりできない感、すごいヨー。でも、私が一度で攻略できなかったら、セーブポイントから挑戦してまたいまのムービー見なくちゃいけないのかーえーそれって、なんか……だいなし……?
で、ええ、だいなしでしたよ。
結局、うまく攻略できずに次の日に持ち越したので、またしても「アグロー!」な展開を迎えた訳だが、そのときには、「……でも、下に川が流れてるよな……助かってたりして」といささか冷静になっている自分がいた。うん、2度目って、そんなもんだよね……。

ということで、最終攻略デス。
こいつはねーもーほんと、攻撃力はすごかった。雷に直撃されるとワンダなんか吹っ飛んでしまう。ここにおよんで、はじめて前転! の技をつかいました。どっかくぐるときしか必要のない技だと思っていたら、あらなんと、走るより早く移動できるんですよね、一瞬。なので、物陰から物陰へ、前転で移動して雷を避けた。。。なんか、ワンダが鍛えられた兵士のように見えて「フフ……」となりました。果物を食しまくって体力ゲージも画面を横切る勢いで伸びているし、腕力もなかなかです。成長したな…… (ノ_<。)
というわけで、わりと苦労せずに足もとにとりつきました。そして、コツコツとからだを登ってですね、まあ、このあと何回も振り落とされてこのコツコツを繰り返すんですが、なんだろうな、このコツコツに関しては、9体目や13体目みたいなキツさはなかったんだな。何回やらされても、それほど苦じゃなかったので、つい、攻略うろ覚えで挑んでしまったんだが……、じつは今までで一番攻略手順が複雑で、このうろ覚えに祟られていたということに気がついたのは、翌日じっくり攻略サイトを見た後でした。。。

巨像の腰の後ろの弱点を攻撃→巨像の左手に飛び移る→左手の甲に移動したら剣で甲を突き刺す→手が水平に止まる→左腕の付け根の前に移動→弱点を攻撃→右手に飛び移る→右手の甲を剣で突き刺す→右手が水平に止まる→握力を回復して弓に武器を変え、左肩を攻撃→左肩に右手が移動→左肩に飛び移り、再び左肩を剣で攻撃→右手が再び左肩に移動→背中から頭にまわって弱点を攻撃

……とまあ、こんな手順?

イ チ ド ミ タ ダ ケ ジャ オ ボ エ ラ レ ナ イ ヨ 

てか、剣で攻撃して手の動きを止める、という手順をトバしていたために、動いている手の上を必死に移動しようとして何度も振り落とされていたというお粗末なオチなんですけどネ。。。最初からやってたら、全然苦もなく倒せた相手だった……ラスボスなのに……。
ラスボスが弱いって、FF7みたい……というのはおいておいて、そんなわけで、無事16体倒せました、イェー!!!
こ、これで、ようやくこの話の結末にたどりつけるんですね。愛馬も失なって汚れてボロボロのワンダは救われるんですよね、だって、こんなに苦労したんだから!!!

と、祈る思いで臨んだムービーなわけだが……いや、うん、そうか、そういう話だったのか、というのは分かったんだが、いや……いやわかるよ、そんなことだろうとは思っていたけど、ちょっと私、涙目だわ……とりあえず、アグロが生きていたのは救いだが(←やっぱり生きてた)。
上田さん……ドSやな……あんた、ダラボンと同じ匂いがしまっせ……。

うーん、これが映画なら、「なるほど。それはそれでアリですよね」と素直に満足できたと思うんですけど、ゲームはさー……、自分がけっこう苦労して、何日もかけているので、なんての? もうすこしこう……むくわれてもよかったかなぁ……ていう……。や、あれはあれでしあわせな結末でしょ? といわれればまあ、そうですけど……そりゃ、オレ様のオチよりはマシだが(笑) ……マシなのか?
なんかさー、あの、文字通り“死ぬほどがんばった”ワンダ、あのワンダにこそ救いがあって欲しかったんだよぅ……せめて一目……と、だめとわかっていても、必死にしがみついたよ自分……階段に_| ̄|○。
あの演出もドSだよなーもーでも、好きか嫌いかと聞かれたら、そりゃ好きです。同じスタッフでゲーム作ってくれたらまたプレイします。。。しかしそのさい、もちょっとアクションはお手柔らかにして欲しい……。

でね、一度クリアすると、次からは“ハードモード”と“タイムアタック”が追加されて、それをクリアするとお素適なアイテムが! という話なんですが、そのさい、とりあえず蓄えた体力と握力が0にもどるという、いままでの苦労はなんだったの的な仕打ちに耐えられずに、結局、ノーマルモードで2周目に突入。オープニングのムービーに、初回とちがった感慨を抱きますが、一番はさ、「ワンダ、こんなに小奇麗だったの!」という、衝撃?(笑) そういやこのひと、青いバンダナとかしてたな、服も翠だったんだよな、と、全部、泥一色に塗りつぶされていた後半を振り返る……。
いろいろ芸の細かいゲームだなぁ……。

いや、オチはみたからもうやめてもいいんですが、鍛えた体でふたたび巨像に対するとですね、いやーーー、た や す い !
赤子の手をひねるがごとくですよ、こんなのにあれほど苦労していたのか……という勝ち誇った気持ちが快感でやめられん……。で、そのうちものたりなくなってハードモードに移行したりタイムアタックしちゃったりするんだなーなるほど、わかってきたー♪
あの元歯科医のひとも、そうして無限ループに……そのあとはプレステ3に移行して3Dで無限ループ……。
や、オチを見たあとだと、あの映画でこのゲームを使っていたのって、なんだかより切ないです。

※ 映画の名前は「再開の街で」
元歯科医はチャーリーという名前でした。。。ウィキ、ナイス☆