腐印注意

腐印の 映画 アニメ BL 雑記。おもにネタバレありです。

「黒執事」

実写版を見てみました。
水嶋ヒロが執事なんですが、うん、いい感じに気持ち悪くこの世のものならざる感がでていて、や、合ってました。私は原作のマンガ読んでなくて、知っているのはアニメなんですが、アニメはね、もうちょっとギャグテイストで、あと、執事の声が小野Dなので、悪魔というより、やさしい妖怪みたいな感じ?(笑) それにくらべると、水嶋ヒロはより悪い感じが出ていて、イイです。
設定はね、イギリスから日本に舞台をうつしてしまっているのと、あと、主人公が、男→女に性別変わってしまっているので、原作にこだわりがあると「おや?」となる可能性ありますが、私は、まあ、それはそれで、ヘタに英国感出してつっこみどころ満載にしちゃうよりは、パラレル日本のほうがひっかかりが少なくてすむし、剛力彩芽を男といい張られるのもなんだかなぁ、と思うので、いいです、べつに女で。まわりの役者さんも渋い選択で、そうね、ほんと、そつなくまとめてある感じしますよ。アクションのシーンとかもよくできてるし、結局見たいのは、悪魔の執事なんで(笑)
これで十分、と満足いたしました。
るろうに剣心」ほどテンションあげあげにはならないけど、そうだなぁ、続編があったら見てもいいかなぁ、というくらいには気に入りました。マンガ原作邦画化にしてはよくできているほうだと思う。

まあ、ね、ちょっとひっかかりがあるとすると、剛力彩芽が主人公じゃなきゃいけなかったかな? っていう? たしかに、見た目はピッタリなんだけど……プロメテウスの吹き替えを根に持つわけじゃないが、剛力彩芽……あんま、うまくないよな、とは、思った。優香のほうが、まだいい味出してたかもしれない。

なので、オチのやりとり、いや、少女のためには必要なのかもしれないですが、あれ、自分的にはいらないかなーとは。屋場から連れ帰るシーンで終わってくれてた方がかっこよかったかな、と思わないでもないです。。。つか、悪魔的にみると、黒執事はね、ちょっとヨワいよな(笑)
「悪魔の花嫁」(あしべゆうほ)とかのデイモスと比べても、こう、作中で言われているほど執事は悪魔な感じ、しない。見ているこっちがひやっとするような悪魔感出してくれると、もっと面白いんだけどな、というのは、まあ単に、私の趣味の問題なので、イイです。あくまで少女マンガですから(笑)
ディアボロス」や「セブンデイズ」みたいな悪魔じゃ、ちがう話になっちゃうもんね。

水嶋ヒロ、「BECK」と「黒執事」しかみていないんですが……なんかこう、宇宙人みたいな違和感がおもしろい役者さんだなぁ、と。日常生活が全然想像できないっていう、それはでも、強みかもしれないですよね。